【重要】ポケトーク(初代モデル) 技適認定の不備に関してユーザーが行うべきこと

お知らせポケトーク(初代モデル)は 2019年11月をもって 公式ストアでの販売を終了しています。現在は 第2世代モデル「ポケトーク W」と第3世代モデル「ポケトーク S」の2機種が発売中です。

ソースネクストから発売中の翻訳機「ポケトーク(初代モデル)」に関して、2018年11月、技術基準適合認定の不備があったことが判明しました。

ソースネクストからは既に、対応したアップデータが配布されていますので、「ポケトーク(初代モデル)」をお持ちの方は早急にアップデートを行いましょう。

注意

2022年11月30日で「ポケトーク 初代モデル」の翻訳サービス&サポートが終了になります。2022年12月1日以降は初代モデルで翻訳ができなくなるため、新型モデル「ポケトークS」への買い替えをお勧めします。

どういうこと?

2018年11月9日、ソースネクストは、自社から発売中の翻訳機「ポケトーク(初代モデル)」に関して、技術基準適合認定に不備がある可能性があることを公表しました。

・初代「POCKETALK®(ポケトーク)」技術基準適合認定の不備に関するお知らせ
http://sourcenext.co.jp/pressrelease_html/JS/2018/2018110902/

その後、11月20日付のプレスでは、実際に 技術基準適合認定に不備があったことを認め、不備を解消するアップデータ(ver1.3.6)の配布を開始しました。

・初代「POCKETALK®(ポケトーク)」技術基準適合認定表示に関するアップデータ配信開始のお知らせ
http://sourcenext.co.jp/pressrelease_html/JS/2018/2018112002/

上記ページを見ても、いまいち何が「問題」なのかはっきりしませんが、後に 初代モデル ユーザに送付されたソースネクストからのハガキによると「電気通信事業法で規定された認証表示の不備」があったとのこと。

さらに独自に調べてみたところ、ポケトークのように電波の送受信を行う機器であれば 当然 取得しておかなければいけない、電波法の定める「R認証」と、電気通信事業法の定める「T認証」のうち、「T認証」が未取得のままだったようです。

たしかに、初代モデルを確認すると「R認証」の表記は確認できますが(上図)「T認証」のマークは見当たりません。う~ん。

どうしたらいいの?

既に、ソースネクストから不備を解消するアップデータ(ver1.3.6)が公開されているため、初代モデルのユーザーは、速やかに本体のアップデートを行いましょう。

現在のバージョンを確認する

まず基本画面を開いたら、上ボタンを2回タップし「設定画面」を開きます。

設定画面になったら、下ボタンをタップしてカーソルを移動させ、「バージョン○○」と表記されている項目までスクロールします。

この「バージョン○○」が、現在のバージョンになります(上図の場合はバージョン1.3.3)。※ここでバージョンが「1.3.6」以降になっている場合は、既に今回の不備は解消されている状態になります。

アップデートする

【重要】アップデートを行うには「(1)Wi-Fiで接続できる環境にあること」「(2)バッテリーが50%以上あること」が必要になります。

まず、一旦ポケトークを再起動します。※本体背面のボタンを長押しして、電源を消し、再度 背面のボタンを長押しして、電源を入れます。

起動後、7~10秒ほど待つと、以下のように「最新の状態に更新できます」の画面が表示されます。

この画面が表示されたら「右」ボタンをタップして、右側のチェックマークアイコンを選択し(オレンジ色になる)、「○(中央)」ボタンをタップします。

すると自動でアップデートがスタートします。

数分ほどでアップデートは終了します。

以下のように「アップデートに成功しました」と表示されればOKです。

再度「最新の状態に更新できます」が表示される場合は?

「ポケトーク(初代モデル)」は、ファームウェアのアップデートを、1バージョンづつしか更新できません。

そのため「ver1.3.3」の人が、「ver1.3.6」にアップデートするためには、「1.3.3」→「1.3.5」→「1.3.6」という風に、細かくアップデートを繰り返す必要があります。

再度「最新の状態に更新できます」が表示される場合は、もう一度、同じようにアップデートを繰り返しましょう。

アップデートの確認

アップデート完了後は、正しくアップデートが出来ているか確認してみましょう。

まず基本画面を開き、上ボタンを2回タップし「設定画面」を開きます。

設定画面になったら、下ボタンをタップしてカーソルを移動させます。

一番下が「バージョン1.3.6(以降のもの)」になっていること、その上の項目に「認証」という項目が追加されていることを確認します。

続いて「認証」項目にカーソルを合わせ、「○(中央)」ボタンをタップします。

以下のように、技適マーク(R:017-170031/T:D180020019)が表示されればOKです。

以上で終了です。

まとめ

「ポケトーク(初代モデル)」は、当ブログでも おすすめの翻訳機として紹介していました。

今回の問題は、翻訳機としての性能以前に、メーカー側が 最低限おさえておかなければいけない基本的な事項であり、1ユーザーとして とても残念に思っています。

ソースネクストには 二度とこのような問題が発生しないよう対策を講じてもらいたいところです(…と言ってる間に 2代目モデル「ポケトークW」にも同様の不備が)。

とにもかくにも「ポケトーク(初代モデル)」ユーザーの方は、早急にアップデートを行いましょう。

関連する記事

ポケトーク関連の記事をいくつか書いています。そちらも合わせてお読みください。

2件のコメント

Modl TT-101ですが。設定画面でも、国名もすべて中国語の表示がでてくるのですが。漢字表記。日本語に帰れないのですか?教えてください。どうやればいいのでしょうか?お願いします。

コメントありがとうございます。

システム言語が「中国語」になっているようですので、「日本語」に変更しましょう。やり方は以下の通りです。

(1) 上ボタンを2回タップして設定画面を表示させる。

(2) 項目を下にスクロールして「系統語言(のような漢字)」を選択しタップする

(3) 「日本語」を選択してタップする

以下の記事では、システム言語の変更の流れを画像付きで詳しく紹介していますので、そちらも合わせてごらんください。

・基本画面が中国語・英語・韓国語になっている場合の対処法
https://webdesign-ginou.com/pocketalk-help-kihongamen

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