【レビュー】翻訳機「Mayumi 2(マユミ)」を使用した感想と気になった点

テスプロ株式会社から発売中の翻訳機「Mayumi マユミ」。

先日、当ブログでもレビューを書きましたが、その記事を読んだテスプロの担当者の方からメールを頂き、なんと後継機を提供して頂けることになりました。

その名も「MayumiⅡ」!

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先日、製品が到着し 早速試用してみましたので、使い勝手などをレビューしてみようと思います。

製品の概要

まずは、簡単に「MayumiⅡ(マユミ2)」の概要を確認しておきましょう。

最先端音声翻訳機 MayumiⅡ

MayumiⅡは操作簡単で45ヶ国語の言語に対応の翻訳機です。双方向翻訳なので海外旅行や訪日観光客の対応に最適です。

翻訳エンジン

「英語はGoogle、中国語はバイドゥ」といったように 言語ごとに最適な翻訳エンジンを選択する方式です。

そのため、競合するポケトークなどの翻訳機とは 翻訳精度の差は ほぼありません。

翻訳方法

オンライン型なので、ネット接続は必須。 ネット環境が無い場所では使用できません。

WiFiを受信してネット接続することができますし、またSIMにも対応しています。

テスプロでMayumiⅡを購入すると 世界82ヵ国で使用できるグローバルSIM(4G・3G利用)が付属するので、海外でも利用が可能です。※利用可能エリアはコチラで確認できます。

グローバルSIMを利用するためには、あらかじめ料金をチャージしておく必要がありますが、初期状態でも「7ユーロ」分が付与された状態で出荷されており、約9時間程度の翻訳は可能です。

また、後述するようにSIMを使うと WiFiルータとしても利用できるようになります!

翻訳の方向性と対応言語

英語・中国語など45言語で双方向の翻訳が可能。

日本語から他の言語への翻訳と、他の言語から日本語への翻訳が可能です。

サポート体制

メールサポートのみ。電話サポートはありません。※メールサポートの対応は早いです。

【メールサポート】info2@test-probe.jp

そのほか

ボイスレコーダーとして約35時間の録音が可能。また、英語・中国語・広東語の場合は、録音内容を約1時間、他国の言語に翻訳することもできます。

製品の外観

製品の外観を確認していきましょう。

付属品はこんな感じ。

  1. 説明書
  2. MayumiⅡ(マユミ2)本体
  3. 充電用USBケーブル
  4. グローバルSIMカード

正面はこんな感じ。

背面上部にはネックストラップ用の穴と、スピーカ。

左側側面に電源ボタンと、音量調整ボタンがあります。

右側側面にSIMカードの挿入口があります。

基本的な設定操作は本体上部の液晶画面(タッチパネル)で行います。

液晶下部の「○」部分が、スマホでいうホームボタンになります。

本体下部は、ipodを思わせるジョグダイヤル風の物理ボタンになっています。

翻訳をする時には「上」もしくは「下」のボタンを押しながら本体に話しかけます。 ※実際に機能するのは 上下と中央のボタンのみで、左右のボタンはただのダミーです。

実際に使用してみた感想

ということで、実際に使ってみましたが、かなりイイ感じでした。

翻訳の精度に関しては、翻訳エンジンをその都度切り替えて使用するタイプなので「ポケトーク」などの競合製品と、基本的に一緒。

なので、普通の日常会話レベルであれば、特に問題なく翻訳が可能です(英語くらいしか試していませんが)。

このように 現在 発売されているオンライン型翻訳機は、基本的な翻訳精度はほぼ横並びなので、商品を選ぶ際は「操作性」と「サポート体制」を見るべきだ、というのが私の持論

その点 この「MayumiⅡ(マユミ2)」は、液晶画面も大きく、タッチパネルと物理ボタンの併用で、各種設定なども直感的に行え、操作性はかなりイイ感じです。

以下で、特に気になった点と、良かった点を紹介していきます。

気になった点

まずは、気になった点。

グローバルSIM登録時にちょっと抵抗感あり

グローバルSIMの利用には、あらかじめ「mtx CONNECT」というサイトで使用登録を行う必要があります。

サイト自体は日本語対応になっていますし、またテスプロが作成した「設定マニュアル(PDF)」もあるので、設定自体で迷うことはないかと思います。

ただ、この「mtx CONNECT」が、ヨーロッパの会社であるため、EUの法令により利用にあたっては使用者の顔写真付き身分証の画像ファイルをアップロードする必要があります。

正直、海外のよく知らない会社に、身分証コピーとか送るのは ちょっと抵抗があるな~。

まあ当然のことながら「mtx CONNECT」は 常時SSL化されたWEBサイト(httpsで始まるアドレス)なので、通信などは暗号化されていますし、怪しいサイトでないことは確かなのですが…

また、SIMカードの利用プランが豊富に選べてしまう分、逆にどれを選んだらいいのか分かりづらいのもちょっとネック。

例えば「海外旅行で翻訳機としてのみ使用する場合は、このプランがおすすめ」的な具体例があると うれしいですね。

翻訳ボタンの位置が分かりづらい…

初代Mayumiを使った際にも気になったのですが、画面上の翻訳言語の位置とボタンの位置が対応していません。

画面上の翻訳言語は「左右」に並んでいるのに、ボタンの位置は「上下」。

そのため、翻訳する際に「どっちのボタンを押すんだっけ?」と、ちょっと悩んでしまいます。

慣れてしまえば問題にならないとは思いますが、これは気になりますね。

【2019.01追記】 その後発売された「MAYUMI 3」では、ボタンが左右に配置されるようになりました。

良かった点

続いて良かった点です。

液晶画面が見やすく設定がしやすい!

液晶画面はタッチパネルになっており、2.0インチ(240×320 px)というサイズ。

iphoneなどスマホの大画面と比べると 小ぶりな印象は拭えませんが、翻訳機として使用する分には十分な広さです。

どの翻訳機でも苦労するWiFiのパスワードの入力画面では、下図のように入力支援が画面表示されるように工夫されています。

翻訳履歴がすぐに確認できる!

翻訳した後も 同一画面内に、履歴がそのまま表示されます。これイイですね。

画面上の当該の翻訳結果タッチすると、再度 その音声が流れるので、何度も使うフレーズなどを蓄えておくこともできます。

スリープ時間が選べる!

スリープ状態に切り替わるまでの時間も選べるようになっています。

いざって時に、スリープ状態に入ることも多いので、これは地味に便利。

WiFiルータとしても使用可能!

MayumiⅡは、WiFiを受信するだけでなく WiFiルータとして利用することも可能です。

対応SIMを装着した際には、Mayumi2からWiFiの送信ができるようになるので、他のWiFi機器を同時に使用することができます。

スマホのテザリング機能に相当することを、Mayumi2だけでできるわけです。※SIMは必須です

録音機能(ボイスレコーダ)がいい感じ!

ボイスレコーダとして、35時間もの音声を録音可能です。

しかも、英語・中国語・広東語の場合は、録音内容を 他国の言語に翻訳することもできます(約1時間)。

遠隔地とのグループ翻訳も可能!

また、複数のMayumiⅡを用いて「グループ翻訳」を行うこともできます。

ネットを経由することで、遠隔地との通信が可能になるので、海外の企業との電話会議などでも利用が可能とのこと。

実際にどの程度使えるものなのかは不明ですが、ちょっと面白そうな機能ですね。

まとめ

率直な感想をいうと「すごく使いやすい!」の一言。

ポケトークなど 先行して発売された翻訳機を研究して、ブラッシュアップされた感じがありますね。

「グローバルSIMのプラン登録くらいなら自分で行える」という方であれば、購入して損はないと思います。※サポートがしっかりしてるので、不明な点はサポートに問い合わせるといいと思います。

グループ翻訳や ボイスレコーダ機能など多機能なのも特徴。

海外旅行だけでなく、ビジネス用途でも活躍してくれそうですね。 まあ 個人的にはボイスレコーダー機能や グループ翻訳機能などは必要ないので、それらを削って もう少し値段が下がってくれるとうれしいところですが…

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【20191.06追記】これから購入するのであれば、後継モデル「MAYUMI マユミ 3」がおすすめです。

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関連する記事

「マユミ」シリーズは、他にもレビューを書いていますので、興味がある方は以下の記事もご覧ください。

2件のコメント

購入使用していましたが、認証確認が出来ませんと表示され困っています。解決策を教えてください。

コメントありがとうございます。
同様の症状になったことがないので、残念ながら解決方法はわかりません。

↓以下はMayumi2のメールサポートになりますので、詳しくはそちらで相談された方が良いかと思います。

info2@test-probe.jp

私が想像する範囲ですと「認証確認」のエラーとのことなので、SIMカードまわりの問題ではないかと思われます。
SIMのデータ容量がゼロになっていたりしませんか?

Mayumi2に付属しているSIMカードは、購入時には特典として「約9時間程度」翻訳が利用できる分のデータ容量がチャージされていますが、それ以降に使用する場合は追加でお金を支払う必要があります。

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