テスプロから発売された翻訳機「Mayumi マユミ」を購入しました。
早速使用してみましたので 感想と気になったポイントをメモしておこうと思います。
関連記事「Mayumi マユミ(初代モデル)」の基本スペックや機能に関してはこちらの記事にまとめています。
外観
外函はこんな感じ。
ポケトーク、ili(イリー)同様のiphone風の梱包です。
内容物はこんな感じ。
- SIMカード
- 説明書
- MAYUMI本体
- ネックストラップ
- USBケーブル
※充電はUSBケーブルでPCに接続して行います。家庭用コンセントから直接充電したい場合は、別途 USB ACアダプターが必要です。
こちらが「MAYUMI」本体。
液晶は意外にも「タッチパネル」になっていました。
こちらが翻訳ボタン。このボタンを押しながら話しかけます。
液晶画面の左側に表示された言語を翻訳したい場合は「下」ボタン、右側に表示された言語を翻訳する場合は「上」のボタンを押しながら話します。
※後でも書きますが ボタンと言語の対応関係が分かりづらい! なぜボタンを 液晶画面と同じく「左右並び」にしなかったのか!?
左側面は音量ボタン。
右側側面は電源ボタン。長押しで電源入/切が可能です。
本体下部には、充電用のUSB接続口があります。
本体上部にはネックストラップ用の穴が開けられています。
背面はスピーカーです。
こちらは、商品に付属したSIMです。
感想
それでは、実際に使用してみて気になった点/良かった点をそれぞれ列記していきます。
気になった点
翻訳言語とボタンの関係が分かりづらい!
先にも書きましたが、翻訳する言語と翻訳ボタンの対応関係が非常に分かりづらい!
液晶画面には翻訳する言語が「左右並び」で表示されますが…
翻訳を行う際のボタンは「上下並び」になっています。
そのため「あれ?どっちのボタンを押せばいいんだっけ?」と毎回迷います!!
人間工学的に考えれば、液晶画面には翻訳に用いる言語が「左右」に表示されるのだから、ボタンも左右に配置した方が直感的でわかりやすいと思うのですが…
【2019.01追記】 その後発売された「MAYUMI 3」では、ボタンが左右に配置されるようになりました。
やや重たい!
ちょっと重たいですね。ただ 適度な重さがあることでホールド感は増していると思うので、好みの問題かも知れません。
説明書が貧弱!
これは ili(イリー)、ポケトークもそうだったんですが とにかく説明書が貧弱すぎ!
パソコン・ガジェット系に詳しい人間じゃないと初期設定するのに相当苦労すると思います。
【2018.06.14追記】その後、もう少し詳しい説明書が、ネット上で閲覧できるようになりました。
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公式製品ページやサポートはどこ?
そもそも「MAYUMI」には 製品を紹介する公式ページのようなものがありません(※2018年5月現在)。
テスプロが運営する「さくらJAPAN」というECサイトの販売ページが、そのまま公式情報ということになっているようです。
説明書が貧弱な上に、サポートへ導線もわかりづらい、というのはちょっと厳しいですね~。
【2018.06.14追記】 こちらも その後改善がありました。
単独の製品ページが作成されました。
音声翻訳機 Mayumi
次世代AI音声翻訳機 Mayumiは35カ国の言語に対応、操作も簡単です。双方向翻訳なので海外旅行や訪日観光客の対応に最適です。
また、以下のサポート専用アドレスにメールを送ると、製品の取り扱いなどに対する質問ができます。
【現在対応済み】付属SIMのチャージは日本語非対応!
「MAYUMI」はSIMフリー端末なので、非WiFi環境で利用する場合には、自分でSIMカードを用意する必要があります。
テスプロから「MAYUMI」を購入した場合には、一応 チャージ式のSIMカードが付属してくるのですが、これが曲者。
付属するのは「mtx CONNECT」という海外メーカのSIMカードなのですが、使用するにあたっては 購入者が自分で 料金プランの選択や、料金の支払いを行う必要があります(※1)。
ところが この「mtx CONNECT」のサイトが、日本語非対応なのです!
【2018.06.14追記】 その後、日本語にも対応するようになりました。
MTX Connect / Personal Account
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翻訳機を買うような人間が、英語サイトで料金プラン選んだりできるわけもなく… これ、どうにかして!
※1:購入時にはあらかじめ「7ユーロ(約910円)」分がチャージされた状態になっており MAYUMIをおよそ「23時間」ほど使えます。
良かった点
翻訳結果は良好!
あくまで英語で試してみた結果ですが、翻訳結果はおおむね良好でした …というか、ポケトークとまったく一緒の翻訳結果でした。
というのも、ポケトークもMAYUMIも 検索エンジンに関しては言語ごとに最適な翻訳エンジンを選択する仕組みになっており、英語の翻訳に関しては、両者とも「Google」の翻訳エンジンを利用しているため。
なので、英語の場合は 基本的に内容が一緒になるわけですね。
複雑な文章などは難しいですが、簡単な日常会話程度であれば十分な翻訳結果を返してくれます。
翻訳操作が分かりやすい!
MAYUMIで翻訳を行うには「翻訳ボタン」を押しながら 話しかけます。
ボタンから指を離すと翻訳が始まる仕様なので、マイクに話しかけている間は ボタンを押し続けておく必要があります。
なんでもないことのようですが、実は大事なポイントです。
実は、競合するポケトークの場合は、翻訳ボタンをタップした後「自動で言葉の途切れを検知して翻訳をスタート」する仕組みになっているのですが、これが非常に使いづらい!
話しかけている途中に ちょっと間が空いてしまうと、勝手に翻訳がスタートしてしまうのです。
この点、「ボタンを押している=勝手に翻訳が始まらない」MAYUMIの仕組みはいいですね。
ストラップ穴がついているのが便利
これ地味に便利です。
まとめ
このご時世、音声翻訳自体は スマホアプリでも可能な機能になりました。
そのため、本器をはじめポケトークや ili(イリー)などの「翻訳専用機」をあえて購入する意味とは「使いやすさ」と「分かりやすさ」にあると私は考えています。
そういった意味では、翻訳ボタンの配置(タテ並び)とかは、もう少し工夫してほしかったですね~。
また、サポート体制と 先述のSIM問題などを加味すると、ガジェット系に詳しくない方にはちょっとおすすめしづらいのが本音。
【2019.01追記】 その後 発売された「Mayumi 3」ではこれらの点が大幅に改善されています。
ただし、基本的な翻訳動作自体は、他と比べて特に劣っているわけではありませんし、本体を持った際のしっくり感や、翻訳ボタンのタッチ感などはポケトークよりも優れていると思います。
価格的に もうちょっと安くなるのであれば、悪くない買い物だと思うんだけどな~
「MAYUMI マユミ」を購入する
【20191.06追記】「MAYUMI マユミ(初代モデル)」は現在入手困難になっています。これから購入するのであれば ↓こちらの後継モデル「MAYUMI 3」がおすすめです。
関連する記事
「マユミ」シリーズは、他にもレビューを書いていますので、興味がある方は以下の記事もご覧ください。
MAYUMI(マユミ)と同じ翻訳機「ポケトークW」のレビューも記事にしていますので、興味がある方はそちらも読んでみてください。
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私もMayumiを購入し使ってみました。中国語で利用しましたが翻訳精度は日本語の正しさ(正確さ)によるようで曖昧な日本語は苦手なようですがかなり役立ちました。正しく翻訳された中国語の発音はとても綺麗な発音で相手に充分理解してもらえました。
ただ不満な点が一つあります。それは中国聯通のプリペイドSIMを直接セットしても使えなかった点です。モバイルデータ設定ではAPNが追加設定出来ず日本国内でIIJmioのSIMも認識しません。そのためSIMをWiFiルーターにセットして使いました。本商品はWiFiルーターとしても使えると謳っていますがその辺の説明も詳しく知りたいものです。
貴重な情報をありがとうございます。
実はまだSIMの検証ができていないので、私の環境でも後程確認してみようと思っています。
説明書も簡易的なものしか用意されていないし、まともなサポートページもないし、MAYUMIは使う人を選ぶ感じですね~。