【お知らせ】「ポケトーク」シリーズに 画像翻訳機能がついた新モデル「ポケトークSicon」登場!従来の「ポケトークW」と性能を比較した記事はコチラ

【レビュー】翻訳機「Perico ペリコ」を使用した感想と気になった点

ユニオン電子工業から発売中のAI翻訳機「Perico ペリコ

この度 実機をレンタルしてもらうことができましたので、使い勝手などをレビューしてみようと思います。

【重要】製品を提供して頂いた場合の記事作成に関して、当ブログではあらかじめガイドラインを設けています。こちらも合わせてお読みください。

「Perico ペリコ」の基本性能と特徴

「Perico ペリコ」を開発&販売しているのは、横浜に本社を置く「ユニオン電子工業」。

1968年創業。電子部品の開発から設計、生産、物流まで一括して行う老舗のテック企業です。

韓国や中国・深センなどにも事業所を持ちワールドワイドに活躍するこのユニオン電子工業が、自社の技術を結集して誕生させたのがAI翻訳機「Perico ペリコ」。

「Perico ペリコ」とは、スペイン語で「インコ」を意味する言葉で、「インコがたくさんの言葉を覚え・話すように、ペリコがそばにあれば、多くの言語があなたのモノ(公式サイトより)」との思いが込められているそうです。

基本スペック

「Perico ペリコ」の基本的な仕様は以下の通りです。

対応言語数 38言語 ※対応言語はコチラ
翻訳の仕組み オンライン型/双方向
翻訳の種類 音声翻訳
通信手段 Wi-Fi / Micro SIM(別売)
画面 2.4インチ / 240×320 pixel ※タッチパネル
その他の機能 Wi-Fiルータ機能
動作時間 連続待受時間:約200時間
連続翻訳時間:7~8時間
サイズ(mm) 130 × 60.5 ×12.8 mm
重量 110g
本体色 ホワイト/グレー/ブラック

※スペック表の用語が分からない方はコチラの記事をお読みください

翻訳方法と対応言語

最近では、画像翻訳やグループ翻訳などの機能を持った翻訳機も登場していますが、「Perico ペリコ」は王道の「音声翻訳」に特化しているのが特徴。

翻訳は、ネット経由で処理を行う「オンライン翻訳」のみに対応しており、対応言語の数は38言語となっています。※2019.09.26現在

対応言語

日本語、英語(米国)、英語(イギリス)、英語(インド)、英語(オーストラリア)、韓国語、広東語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、アラビア語、イタリア語、インドネシア語、オランダ語、カタロニア語、ギリシャ語、スウェーデン語、スペイン語(南アメリカ)、スペイン語、スロバキア語。タイ語、チェコ語、デンマーク語、ドイツ語、トルコ語、ノルウェー語、ハンガリー語、ヒンディー語、フィンランド語、フランス語(カナダ)、フランス語、ベトナム語、ヘブライ語、ポーランド語、ポルトガル語(ブラジル)、ポルトガル語、マレー語、ルーマニア語、ロシア語

SIM対応!

「Perico ペリコ」は通信手段としてWi-Fiのほかに、SIMにも対応しています(Micro SIM)

ただし、SIMカードは付属しないため、対応SIMを自分で購入する必要があります。

データ通信方式と対応周波数

  • 3G (W-CDMA):B1/B2/B5/B8
  • 4G (FDD-LTE):B1/B3/B7/B8/B20 (TDD-LT):B38/B39/B40/B41

Wi-Fiルータ機能あり!

また「Wi-Fiルータ機能」が備わっているのもポイント!

「Wi-Fiルータ機能」とは「Perico ペリコ」自身をWi-Fiルーター(親機)として活用できてしまう機能。

別途SIMは必要になりますが、ポケットWi-Fiのように「Perico ペリコ」を利用することができます。

「Perico ペリコ」の外観

では実際に「Perico ペリコ」の実機を見ていきましょう。

内容物はこんな感じ。非常にシンプルです・・・

  1. 説明書 類
  2. Perico ペリコ 本体
  3. 充電用USB ※Micro USB (Micro-B) / 1A~2A対応

正面はこんな感じ。

液晶画面は「240×320 pixel」の2.4インチで 最近の翻訳機としてはやや小ぶり。 ※ポケトークWと一緒

単三電池と並べてみるとこんな感じです(サイズ:130 × 60.5 × 12.8mm)。

翻訳用のボタンは、左が「自分用(母国語)」で、右が「相手用」に対応しています。※使い方は後述の翻訳方法を参照

本体 右側面に電源ボタン、左側面に音量調整ボタンがあります。

底面には充電用のUSB穴と、マイク穴があります。※ノイズキャンセル機能付き、360°無指向性マイク

背面はこんな感じ。

上部がスピーカーで、下部がバッテリー格納スペース。

バッテリーカバーとバッテリーを外すと、SIMのスロットが用意されています。

バッテリーが取り外せるというのは、最近では珍しくなった仕様ですね。昔使っていたガラケーを思い出しました・・・

翻訳方法は?

翻訳操作自体は、一般的な翻訳機と同じです。

液晶画面で使用する言語を選択した後、対応する物理ボタンを押しながら話しかけます。

上の状態で左のボタンを押したまま「日本語」で話しかけると「英語」で翻訳されます。

逆に右のボタンを押したまま「英語」で話しかけると「日本語」に翻訳されます。

ボタンから指を離すと、自動で翻訳が行われ 音声&テキストが出力されます。

「Perico ペリコ」で翻訳してみた

というわけで、実際に「Perico ペリコ」を使って、日本語から英語への音声翻訳を試してみました。

今回も 以下の文章を翻訳させています。

  1. 空港までの行き方を教えてください
  2. 私は辛いものが苦手なんですが、おすすめのメニューはありますか?
  3. とてもお腹が痛いので、救急車を呼んでもらえませんか?
  4. ここは中野ブロードウェイです。漫画やおもちゃなどのお店がたくさんあります。日本を代表するオタク文化の聖地のひとつです。
  5. この会社では20人以上の海外スタッフが働いています。皆さん優しい方で 楽しい職場です。出勤時間に遅れる時には必ずリーダーに電話をしてください。

実際の翻訳結果

実際の翻訳結果をみていきましょう。

(1) 空港までの行き方を教えてください

【ペリコ英訳】Please show me directions to the airport

特に問題ありません。

(2) 私は辛いものが苦手なんですが、おすすめのメニューはありますか?

【ペリコ英訳】I’m not good at spicy foods. Is there a recommended menu?

問題なく翻訳できており、「苦手なですが・・・」という口語表現にもしっかり対応できています。

(3) とてもお腹が痛いので、救急車を呼んでもらえませんか?

【ペリコ英訳】Can you call me an ambulance because I have a stomachache?

こちらも特に問題ありません。

(4)ここは中野ブロードウェイです。漫画やおもちゃなどのお店がたくさんあります。日本を代表するオタク文化の聖地のひとつです

【ペリコ英訳:1】This is Nakano Broadway. There are lots of shops for comics, toys, etc.

「中野ブロードウェイ」といった固有名詞はしっかり翻訳できたものの 「日本を代表するオタク文化の聖地のひとつです」に相当する部分が翻訳されませんでした・・・

試しに、主語を足して「中野ブロードウェイは 日本を代表するオタク文化の聖地のひとつです」で試してみると・・・

【ペリコ英訳:2】This is Nakano Broadway. There are meny shops for comics and toys. Nakano Broadway is one of Japan’s leading otaku culture sanctuaries.

こちらは、うまく翻訳できました! 話す際は意識的に主語を入れた方がよさそうですね。 

(5) この会社では20人以上の海外スタッフが働いています。皆さん優しい方で 楽しい職場です。出勤時間に遅れる時には必ずリーダーに電話をしてください。

【ペリコ英訳】This company has more than 20 overseas staff. Everyone is a friendly and fun workplace. When you are late for work, be sure to call the leader.

こちらは長文にも関わらず うまく翻訳できています。ただ後述するように音声認識でつまづいてしまいました・・・

翻訳してみた感想

いずれも最低限 意味が通じる程度には英訳できており、日常会話程度であれば問題なく使えるレベルだと思います。

UIがシンプルな分、操作が簡単で使いやすいのもよかったです。

音声認識がちょっと気になりました・・・

ただ、ちょっと気になったのが、音声認識。

私の話した日本語を聞き間違えることが何度かあり、そのたびに 翻訳をやり直すことに・・・

例えば、(5)の例文では「20人以上の~」の箇所を、「22時以上の」「22日以上の」といった具合に聞き間違えました。

私の活舌の問題もあるとは思いますが、同条件で試している他の翻訳機と比べるとちょっと音声認識が弱い感じがしました。今後のアップデートに期待したいところです。

関連記事 ユニオン電子では、翻訳する際のコツをまとめた「使い方ガイド」をPDFで配布しています。

「Perico ペリコ」の感想

翻訳以外の部分に関して、よかった点・気になった点をあげてみました。

気になったところ

タッチパネルの反応がやや鈍い

タッチパネルで言語を変更する際などに、パネルの反応が弱く 何度かタッチが必要になるケースがありました。

実用上 問題ない範囲とはいえますが、iPhoneなどの軽快なタッチ反応に慣れていると、ちょっとストレスになるかもしれません。

履歴の消去は一括削除のみ

「Perico ペリコ」では、過去に行った翻訳結果も そのまま画面上に保存され 一覧表示されます。

過去の翻訳を後から再生することもできるため便利なのですが、残念ながら 翻訳結果を個別に削除することができません!

履歴の消去は一括削除オンリー!

例えば、認識ミスなどで何度か翻訳を繰り返した場合、その失敗例も そのまま一緒に残り続けてしまいます。 個別に消去できると うれしいんだけどな~。

良かったところ

UIがシンプルで操作が簡単!

最近の翻訳機は、機能が多くなるにつれてUI(操作画面や操作方法)が複雑になる傾向になります。

「Perico ペリコ」では、機能を音声翻訳に特化していることもあり UIがシンプルで非常に分かりやすくできています。

操作画面は、翻訳を行う「会話」画面と 各種設定を行う「設定」画面の2つのみ!

初めて手にした方でも、特に迷うことなく利用できるのではないかと思います。

Wi-Fiパスワードが入力しやすい

個人的に すごく良かったのが、Wi-Fiのパスワード画面の入力しやすさ。

キー画面をタップすると、入力ボタンが拡大する仕様になっています(フリック入力を2回のタップで行うような感じ)。

1文字の入力に対して 画面を2度タップする必要はあるものの、入力ミスは確実に減るので便利。むしろ すべての翻訳機に搭載して欲しいくらいですね。

バッテリー駆動時間が長い!

公式サイトの公表値によると、「Perico ペリコ」は「連続待受時間:約200時間/連続翻訳時間:7~8時間」とのこと。

「連続翻訳時間:6時間」程度の翻訳機が多い中で、バッテリー駆動時間が長いのも特徴ですね。

3インチ超が多い最近の翻訳機に比べて、液晶画面サイズが小さい分、バッテリー消費も抑えられているようです。

サポートが充実

個人的に翻訳機を買う際に、最も重視すべきだと思っているのがサポート体制。

「Perico ペリコ」販売元のユニオン電子では、電話&メールサポートを用意しています。

翻訳機の場合、メールサポートのみというケースも結構多いので、電話サポートもあるのはうれしいですね。

  • メール:info8111@union-perico.com
  • 電話:45-477-3611(平日9:00~17:00 土・日・祝・年末年始を除く)

まとめ

最近では、多機能性をウリにする翻訳機も多くなりましたが、「Perico ペリコ」は王道の音声翻訳に特化したモデル。

その分、UIがシンプルでわかりやすく、使いやすく設計されているのが特徴です。

バッテリーの持ちもいいので、海外旅行はもとより 接客業などのお仕事の方にもピッタリなのではないでしょうか?

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