夢の翻訳機「POCKETALK ポケトーク」を購入!機能と特徴のまとめ

お知らせポケトーク(初代モデル)は 2019年11月をもって 公式ストアでの販売を終了しています。現在は 第2世代モデル「ポケトーク W」と第3世代モデル「ポケトーク S」の2機種が発売中です。

いまどき 英語くらいは喋れないとね…

黒船来航以来、おそらくは幕末の時代から 喃喃と語り継がれてきたこの常套句に、いよいよ 別れを告げる日がやってきたのかも知れません。

夢の翻訳デバイス「POCKETALK(ポケトーク)icon」 が 発売されてしまったのです。

注意

2022年11月30日で「ポケトーク 初代モデル」の翻訳サービス&サポートが終了になります。2022年12月1日以降は初代モデルで翻訳ができなくなるため、新型モデル「ポケトークS」への買い替えをお勧めします。

はじめに

「ポケトーク」は、手のひらサイズの通訳デバイスです。

POCKETALK(ポケトーク)

(注1)に対応し、話しかけるだけで指定した言語へ訳して音声で返します(一部言語はテキスト表示のみ)。クラウド上の最適な翻訳エンジンを選択することで、高い翻訳精度を実現し、互いの言語を知らなくても対話できます。

端末に向かって話しかけるだけで 自分の言葉を任意の他言語に通訳し、かつ音声出力までしてくれます。

以下の動画で その使い勝手と性能が確認できますが、まさに リアル「ほんやくコンニャク」とでも呼ぶべきシロモノ。

英語、中国語、スペイン語 など主要言語をはじめ、マイナーなものまで含めると 実に60か国以上もの外国語に対応しています。

このユニークな翻訳・通訳デバイスの登場に いてもたってもいられなくなった、私・高田、さっそくポケトークを予約してしまいました。

「POCKETALK(本体)」+「専用グローバルSIM(2年)」で、32,508円也(消費税・手数料込)。

「小林○也のアメリ缶」にはじまり、「家出の○リッピー」「スピード○ーニング」などなど、時代を彩る英語学習教材をちら見しつつ「あれさえ買えれば 俺だって、俺だって…」と、枕を濡らした日々ともお別れです。

もう 英語なんて話せなくてもいいんだよ! ポケトークさえ、あれば(多分)。

【2017.12.12追記】その後、注文していたPOCKETALK(ポケトーク)が届きました!使用した感想などを記事にまとめていますので、そちらも合わせてお読みください。

POCKETALK(ポケトーク)の機能

POCKETALK(ポケトーク)を実際に使用した際の感想などは別で記事を書いていますので、この記事では機能と特徴をまとめておこうと思います。

基本機能

まずはポケトークの基本性能iconを確認しておきましょう。

  • 音声入出力型の翻訳デバイス(※ネット接続環境必須)
  • 英語・中国語など60以上の言語に対応(2017.11現在)
  • 最新20件の履歴を参照・再生できる

ちなみに対応言語に関しては、2017年10月23日時点で「音声入力:63言語対応」「翻訳結果の音声出力:42言語対応」となっています。

音声出力に対応しない21言語に関しては、端末の液晶画面部分に「テキスト」として出力が行われます。

ラインナップ

ポケトーク本体は、白・黒 2色が用意されており、それぞれ「端末のみ」「端末+グローバルSIM セット」の2つのラインナップが発売されています。

「POCKETALK」(端末のみ)

  • 価格:24,800円 ※Wi-Fi環境でのみ使用可

「POCKETALK + 専用グローバルSIM (2年)」

  • 価格:29,800円 ※3G回線を利用したグローバルSIM付きなので Wi-Fiがない場所でも61カ国で使える。通信料は2年間不要で使い放題。2年後には使用期間の延長も可能

競合製品との違い

現在では「Google翻訳」のように音声入力に対応したスマホ・アプリも登場していますし、「ili(イリー)」のように 翻訳に特化した専用端末も存在します。

ili(イリー)- ウェアラブル翻訳機

瞬間翻訳デバイスili(イリー)はネット接続無しで翻訳を可能とする世界初の小型ウェアラブル翻訳機です。

それらの競合製品と比べて、ポケトークの優れた点はどこなんでしょうか?

【2017.11.24追記】ili(イリー)、対面ホンヤクなど ポケトークと競合する翻訳専用デバイスとの違いをまとめた記事を作成しましたので、そちらも合わせてお読みください。

【2017.12.02追記】「Google翻訳」などの翻訳アプリとポケトークの違いをまとめた記事を作成しましたので、↓こちらもあわせてお読みください。

3~4センテンス程度を一度に翻訳可能

従来の翻訳アプリは せいぜい1センテンス(1つの文)程度しか対応できていなかったのに対して、ポケトークでは3~4センテンスの翻訳に対応しています。

50言語対応の通訳デバイス「POCKETALK」–世界で使えるソラコムのSIM搭載モデルも

ソースネクストは10月23日、通訳デバイス「 POCKETALK(ポケトーク) 」を12月14日に発売すると発表した…

翻訳の精度が高い

ソースネクストは、ポケトークの翻訳精度に関して「大手翻訳会社による第三者評価で 5点満点中4.24点を獲得」したと公表しています。

タップして話すだけでOK 63言語に対応した翻訳デバイス「ポケトーク」 SIM付きで2万9800円

ソースネクストは10月23日、翻訳デバイス「ポケトーク(POCKETALK)」を発表。12月14日に発売する。  キーをタップして端末に向かって話しかけるだけで、音声とテキストで翻訳してくれる。…

とはいえ 別にソースネクスト自身が優れた翻訳エンジンを開発しているわけではありません(ココ大事)。

実は 言語の翻訳に関しては、クラウド経由でその都度最適な翻訳エンジンを選択する仕組みになっています。

つまり、日・英であれば「Google」、日・中なら「バイドゥ」のエンジンを使用して翻訳が行われるわけです。いわば「他人のフンドシを借りる」スタイルですね。

ちなみに 翻訳システムの判定は、サービス開始時はあくまで人力(ソースネクスト側)で行われるそうですが、今後はAIを用いることも視野に入れているとのこと。

人混みでも人の声が認識しやすい

ポケトークにはノイズキャンセル機能がついた内蔵デュアルマイクが搭載されるため、人混みでも人の声が認識しやすい特徴があります。

翻訳専用端末ならではの機能ですね。

ちなみに、端末はソースネクストが オランダのTravis(トラビス)社と共同開発しています。

※ちなみにTravis(トラビス)オリジナルの端末も5万円ほどの価格で発売されています。↓以下の製品を日本人向けにカスタマイズしたものがPOCKETALK(ポケトーク)といった感じでしょうか?

グローバルSIMを使うと60以上の国・地域で利用できる

ポケトークは、クラウドを用いて翻訳を行うため、ネット接続が必須になります。

wi-Fi環境があればポケトーク単体でも 利用可能ですが、それ以外の場所で使用するには 専用の「グローバルSIM」を購入する必要があります(※スマホのテザリング機能や モバイルWi-Fiルーターでの使用も可能です)。

ポケトークと同時に発売される専用グローバルSIMは、KDDI傘下のIoT通信事業ベンチャー「ソラコム」製。

このSIMを使えば 1枚で各国キャリアのローミングを利用でき、海外へ行ってもSIMカードを抜き差しせずに世界61カ国で通信が可能になります。

日本国内では「ドコモ(2100MHz)」の回線を使用します。

通信料は 最初の2年間は 無料(使い放題)!(※2年後には使用期間の延長も可能、ただし料金などは未定)。

ちなみに 発売時は専用SIMでの対応ですが「今後ほかのSIMでも使用できるよう準備を進めている」とのこと。

注意しておきたいポイント

以下の点は ポケトーク使用時のネックになりそうです。

  1. クラウド上で翻訳処理を行うため「3秒」程度のタイムラグが発生する(※通信速度によって変動)
  2. ネット環境が必要(Wifi環境 もしくは専用のグローバルSIMが必須) ※テザリング機能、モバイルWi-Fiルーターで使用可能

まとめ

というわけで、ポケトークの機能と特徴をまとめてみました。

別で 実際に使用してみた感想も記事にして書いていますので、そちらも合わせて読んでみてください。

ポケトークを購入する

「ポケトーク」シリーズは保証延長オプションや保護ケースなどのアクセサリーも一括で申し込める↓公式ストアからの購入が楽チンでおすすめです!icon

Amazonや楽天で購入する場合は SIMの扱いや延長保証の有無などしっかり確認しましょう。

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ポケトークをレンタルする

「たまにしか海外にいかないのに3万円も払えないよ~」とお考えの方には、ポケトークのレンタルがおすすめです。

ポケットWi-Fiと一緒にレンタルする!

海外旅行向けのWi-Fiレンタルサービス「グローバルWiFi」では、オプションとしてポケトークをレンタルすることができます。レンタル料金は「880円/日(税込)~」。

関連記事 「翻訳機がレンタルできるサービスのまとめ」もどうぞ!

関連する記事

ポケトーク関連の記事をいくつか書いています。そちらも合わせてお読みください。

POCKETALK(ポケトーク)の競合製品で、ワンフレーズの旅行会話に特化した「ili(イリー)」関連の記事も書いています。

参考にさせて頂いた記事

記事の作成にあたっては以下の記事を参照させて頂きました。

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