【重要】ポケトークW 技適認定の不備に関してユーザーが行うべきこと

ソースネクストから発売中の翻訳機「ポケトークW」に関して、2019年1月 技術基準適合認定の不備があったことが判明しました。

ソースネクストからは既に、対応したアップデータが配布されていますので「ポケトークW」をお持ちの方は早急にアップデートを行いましょう。

どういうことなの?

総務省は 2019年1月25日、ソースネクストから発売中の翻訳機「ポケトークW」について、電波法に規定される技術基準に適合していないことが分かった と発表しました。

通訳デバイス「ポケトークW」、技術基準に不適合 総務省が厳重注意

総務省は1月25日、ソースネクストが販売している音声通訳デバイス「ポケトークW」について、電波法に規定される技術基準に適合していないことが分かったと発表した。同社を厳重注意し、必要な措置を講ずるよう要請したという。 ソースネクストが販売している音声通訳デバイス「ポケトークW」 …

総務省によるプレスは↓コチラ。

・【総務省】ソースネクスト株式会社に対する技術基準への適合要請(平成31年1月25日)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban16_02000202.html

以下は、上記プレスからの引用です。

(ポケトークWについて) Wi-Fi用の周波数として国内での利用が認められていない周波数帯の電波が発射されているとともに、技術基準の適合証明を受けていない周波数帯の電波を利用している状況でした。 このような無線設備は、他の無線局に混信その他の妨害を与えるおそれがあり、また、利用者が当該特定無線設備を適正に利用することが困難な状態を生じさせることとなります。 このため、総務省は、本日、同社に対して、厳重に注意するとともに、早急に技術基準に適合するよう必要な措置を講じ、その措置内容について報告するとともに、今後の再発防止策について速やかに提出するよう要請しました。総務省プレスより

引用部分を簡単にまとめると「ポケトークWが、法律的に許可されていない電波を発射/利用していたので、厳重に注意しました」ということです。

【2019.03.28追記】 その後、ソースネクストから 今回の件に関する説明とアップデートの案内を記したハガキが届きました。

どうすればいいの?

この問題に関して、ソースネクストは、ポケトークWを技術基準に適合させるためのアップデータ(ver2.0.5)を作成し配布を開始しました。

・「POCKETALK®(ポケトーク) W」技術基準適合証明に関するアップデートのお知らせ
http://sourcenext.co.jp/pressrelease_html/JS/2018/2018110902?i=top

コチラを適用すれば、技術基準の不適合状態は解消されます。

ユーザーの方は、自分の「ポケトークW」を確認し、ファームウェアが「2.0.4」以前の場合は、早急にアップデートを行いましょう。

現在のファームウェアのバージョンを確認する

基本画面を表示し、左上のハンバーガーアイコン(3本線)をタップします。

設定画面が開いたら、画面をスクロールして「情報」項目をタップ。

以下の画面になったら「端末情報」をタップ。

ファームウェアバージョンを確認します。

※2.0.5以降になっている場合は、既に今回の不備は解消されています。

アップデートの方法

※ソースネクスト公式のアップデートの解説はこちらで確認できます。

【重要】アップデートを行うには「(1)Wi-Fiで接続できる環境にあること」「(2)バッテリーが50%以上あること」が必要になります。

設定画面を開き「ソフトウェア更新」項目をタップします。

以下の画面になったら「アップデート」部分をタップ。

以下の画面になったら、真中の「ダウンロード」部分をタップします。

続いて、以下の画面になったら「アップデート」をタップします。

すると、自動でアップデートがスタートします。

数分ほどでアップデートは完了しましので、以下の画面になったら「OK」を押します。

以上で、アップデートは完了です。

アップデートの確認

最後に、再び「設定画面 > 情報 > 端末情報」を開き、ファームウェアバージョンを確認します。

ファームウェアバージョンが「2.0.5」以降になっていればOKです。

まとめ

ポケトークWは、翻訳機としてはとても優れた製品であり、当ブログでもおすすめの翻訳機として紹介しています。

しかし 今回の問題は、翻訳機としての性能以前に、メーカー側が 最低限おさえておかなければいけない基本的な事項であり、1ユーザーとして とても残念に思っています。

数か月前にも初代モデルで同じような問題が発覚したばかりでもあり、ソースネクストには 二度とこのような問題が発生しないよう対策を講じてもらいたいところです。

「ポケトークW」ユーザーの方は、早急にアップデートを行いましょう。

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2件のコメント

POCKETALK(S)を2019.12.07ソースネクスト株式会社のネットから買った。梱包を開きチェックしたところ、仕様書にある電源アダプタが入力AC100V-240V 50-60Hzと記載されているにも関わらず、届いたのはAC100V 50/60Hzであり、海外では使えない代物だった。新製品の発売に対して会社はユーザーをうらぎらないでほしい。以上
注文番号2019111220285367 です。

貴重な情報ありがとうございます。
この件に関して ソースネクスト公式サイトに問い合わせたところ以下のような返答でした。

・アダプタ本体に記載の表記(100V)が間違っています
・実際には、仕様のとおり「100-240V」で利用できます

ということで、実際には海外でも使用可能だそうです。余計な混乱を避けるためにも誤表記には気を付けて欲しいところですね。

https://faq.sourcenext.com/app/answers/detail/a_id/11104

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